今年の3月に約10年振りの博多を訪れ食べ歩きに勤しんだ結果、今では隔月のペースで博多に行く日々を過ごしております。こんにちは、摩擦メキシカンですたい！
(安易にその土地の方言を他県の人が使うとむちゃくちゃ嫌われますよね)

また近日中に博多に行く予定なのですが、博多はとんこつラーメンだけじゃなく他にもおいしいものだらけなので、今日はその中からランチに絞って紹介したいと思います。地元の人しか行かない/知らないお店もがっつり紹介したいのですが、今回は一泊二日での博多旅行を想定してランチを満喫するための5軒をピックアップしました。初日に3軒、二日目に2軒回れば誰でも簡単コンプリートです☆

今回は基本的には天神周辺、もしくは最寄り駅から徒歩5分以内に辿り着けそうな場所を中心に紹介します。

１.びっくり亭の焼肉

まずは南福岡のびっくり亭本店を始め、市内で数店舗運営されている「びっくり亭本家」から。
同じく南福岡に店を構える「元祖びっくり亭」とどちらに行ったらいいのか迷いますが、今回は友人がオススメするびっくり亭本家に行ってみました。友人が冗談混じりに「きのこたけのこ戦争」と同じくびっくり亭においては元祖原理主義者と本家原理主義者で血で血を洗う争いが行われていると言っていました。
また少数ではあるものの、中洲に店を構えるまんぷく亭原理主義者(過激派)もいるから注意したほうがいいという情報も得ました。(何に注意したらいいのかさっぱりわかりません)
サラリーマンの中でタブーとされる話として「政治」「宗教」「野球」がありますが、博多は基本ホークス一択なのでタブーとされるのは「政治」「宗教」「びっくり亭」なのかもしれません。

前置きが長くなりましたが肝心のメニューはこちら。焼肉1人半前を頼んだので1150円。注文から5分ほどでジュージュー音を立てる物体が運ばれてきました。

世界は美しく、そして人生はかくも素晴らしい。

この妖艶な肉体。こんなのご飯と合うに決まってます。にんにくの香りがガツンと広がり食欲を掻き立てます。

机に置かれた辛子味噌。これがすこぶるいい仕事をします。

もちろんご飯と味噌汁もついています。

試しに辛子味噌をご飯に直接乗せて食べてみましたがむちゃくちゃ辛いのでこれはやめておいたほうがいいです。大失敗。

こんな風に野菜や肉と絡めて食べます。僕は野菜の上で絡めていましたが、通は鉄板の底にしたたる肉汁に溶かしながら食べると教わりました。結構にんにくの匂いが残るので夜に会食を控えている場合はブレスケアを飲む、または会食中絶えず息を止めて過ごす、などの対策が必要かもしれません。

２.真の鯖の一枚焼定食

天神駅から徒歩5分ほど、福岡天満宮の細道にある博多名物うまかもん通りの一画に構えるこちらのお店、

12時前に訪問しましたが既に行列ができています。

ここの鯖は本当にうまい。ランチメニューは「鯖の一枚焼き定食」のみとなり、入店後特になにも訊かれずとも定食が運ばれてきます。

席に座りしばらくするとまず冷奴と漬物が運ばれてきます。ゆっくり食べ終わるころに鯖が出てくるのでまずはウォーミングアップがわりにいただきます。

塩サバ定食(900円)。ご飯はおかわり自由です。

脂の乗った身はまさに絶品。強いて言うなら大根おろしが倍の量欲しいなとか、750円くらいになんないかなぁと貧乏性の自分は思ってしまいますが、一口食べたら全然納得の味。ついついご飯をおかわりしてしまいます。あとこちらのお味噌汁が優しい味で大好きです。ほんのり甘みがあり激熱なので冬場に最高の一品です。個人的に冷たいご飯にぶっかけて食べてみたいです。

３.割烹よし田の鯛茶漬け

こちらも言わずと知れた有名店。こちらも天神駅から徒歩数分、鯖の真からもかなり近いです。

メニューはこちら。よし田はおそらく皆さんもハシゴランチの2軒〜3軒目に来ると思いますので1.5倍ではなく「当店名物 鯛茶1080円」で事足りると思います。

鯛茶漬けって素人が写真でおいしさを伝えるのが難しいですよね。

鯛茶の召し上がり方も各テーブルにあります。ひつまぶしみたいな食べ方です。

なんだかあまりおいしそうに見えないですが、かなりうまいです。お茶漬けにせずこのまま食べたる方が個人的に好きです。

お茶漬けにしたらこんな感じ。どんなに満腹でもさささっとお腹に投入できます。おいしい。

一点注意点なのですが、配膳されたわさびをそのまま全てかき混ぜるとむせかえるほど辛いので「わさび大好き！」って人以外は量を調整した方がいいです。あまり多くは見えないですが威力はかなりのものです。下手すりゃわさびの入れすぎで国際問題になるレベル。
僕はわさび結構平気な方ですが、全部混ぜると高確率でむせるので行かれる方はご注意ください。

４.珍萬21のニラレバ炒め

福岡市地下鉄空港線「大濠公園駅」近くにあるこのお店、僕が今まで食べた大衆中華料理店の中で一番好きなニラレバ炒めでした。

達筆で味のあるメニュー。まあまあ安い。

お昼時には行列もできる中華料理屋さんですが、回転が速いので待ち時間は少なめです。僕が入店したタイミングではお客さんの8割がニラレバ定食を頼んでいました。

ご飯は普通サイズでこのボリューム。控えめに言ってよくわかってる。

そしてこのニラレバ炒め。もうね、レバーがぷりっぷりですこぶるうまい！全盛期のプリンセスプリンセスを彷彿とさせるプリプリ感を出しています。味付けもこれでもかってほどご飯にピッタシ合う。もうね、完璧。博多に来て中華？！とお思いの方も多いと思いますがここはガチで行く価値ありです。

ちなみに夜に訪問する際はすぐそばにある「居酒屋ふじ」というお店もオススメです。造りは安くて絶品、博多の人でもほとんど知られていない小料理屋さんですがこちらも寄る価値ありです。

５.極味やのハンバーグ

こちらのハンバーグは僕が訪問した博多のランチで一番の行列かも？と感じた人気店。天神駅直結の福岡パルコ地下1階にあります。ちなみに系列店の焼肉屋さんやモツ鍋も人気です。
地元の人だけでなく海外からの観光客にもかなり人気で、平日でも1〜2時間並ぶこともしばしば。僕は平日の11時半ごろに行きましたが、既にこの状態。

からの

こんな状況です。

この日は60分待ちでした。

撮ったはずのメニュー画像がなぜか見当たらないのでランチ(ハンバーグステーキ)の情報を公式HPから抜粋すると、

S130g 780円
M160g 980円
L220g 1,280円
Lサイズ＋20g毎＋110円

食べ方の説明もありました。ファミレスなどでもたまに見かける熱い石はベレットということを初めて知りました。勉強になります。

肝心のハンバーグはこれ。表面がほんのり焼けているだけでほとんど生です。

横のベレットで各々が好きな焼き加減に調整するスタイル。机の上には焼き方などを解説した紙が席にあるので参考にしてください。

取って
焼いて
食う。

この動作を繰り返します。お肉はかなり粗挽きなので肉の食感が十二分に味わえます。

時にはご飯に乗せたりなんかもして。

控えめに言って最高です。

ご飯や食後のソフトクリームもおかわり自由なので肉を増量したりおかわりをすればここ一軒でもお腹一杯になるかもしれません。体感ですが今回訪問した天神店より博多駅近くにある福岡店の方が若干空いているので行列が嫌な人は博多店をオススメします。ただこちらは路面店なので冬場に待つ場合は涼しさを感じるかもしれません。

ひとまず以上の5軒を紹介させていただきました。3軒ハシゴするためには初日は天神中心に極味やのハンバーグ→真の塩サバ→よし田の鯛茶漬けと回るのがスムーズです。徐々にヘルシーにすることで最後まで美味しくいただけますしね。二日目にややボリュームのある2軒、珍萬21のニラレバ定食とびっくり亭の焼肉定食を巡るのがいいと思います。立て続けに食べるのはキツイと感じる人もいるかもしれませんが、この二軒は場所も離れており電車、徒歩と移動でカロリーをガンガン消費するのでなんとかなると思います。

せっかく博多に来たんだからラーメンが食べたい！と言う方もいると思いますが、ラーメンはデザートがわりに食べましょう。博多のラーメンは基本替え玉前提で作っているのでランチを食べたあとにもスルスルっとお腹に入ります。また近日中に博多でオススメのラーメン屋さんも紹介したいと思います。

〜次回予告
福岡のうどんチェーンといえばウエストや牧のが有名だけど、実は資さんの「牛丼と◯◯のコンビ」が最高だということを、どれだけの人が知っているだろうか。

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・店主に「残したらヘタレと認定するで」と脅されながらトルコライスを食べた話 (HANAMARU厨房)
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