地元民も観光客も博多に行ったら薬院大通の「つどい」に集うべき。
博多で一週間ほど観光したあの日から数ヶ月、まだ紹介したいお店の半分も記事に出来ていない摩擦メキシカンです。こんにちは。
今日紹介したいお店はこちら。博多に旅行した際、まず初日に訪問するのがオススメの「つどい」というお店です。
つどい
夜な夜な怪しい人が集う、わりかしディープなお店ですが一見さんでもお一人さまでも、観光客でも楽しめるお店だと思います。
薬院大通駅から歩いて5分ほど。天神からも十分歩ける距離です。大通りから一つ細い路地に入り歩いていると突然こんな看板が見えます。(かなり目立ちにくいですが)
ちなみにつまみを除くメインのメニューはたったこれだけです。
汁ありのアレ(700円)
汁なしのアレ(580円)
ソレ(580円)
うん、まったくわからん。
まずは芋焼酎を頼み様子をみます。
グラスから溢れんばかりに注がれる芋焼酎。博多で焼酎を頼むとどこも安かったり並々注いでくれたり、大阪のお店も見習って欲しいレベルの量が出てきます。
焼酎を一口飲み、少し落ち着いたところで何を頼もうか考えます。もう汁があろうと汁がなかろうと、アレだろうとソレだろうともう何が何なのか想像がつかない、そんなときは
全部頼む。
これに尽きます。
ひとまず全部を注文し、焼酎をチビチビ飲みながら待っていると「汁なしのアレ」が運ばれてきました。というか運ばれる前から漂う香りでなんとなく出てくる料理が想像がつきました。
そして運ばれてくる汁なしのアレ。
この香り…
わずかに見える具材
もしやこれは
ただのカップ焼きそばなのでは…!?
香りは完全にカップ焼きそばのアレでした。
口に入れる。
飲み込む。
完全にカップ焼きそばだ。
ただ、おいしい。ワンランク上のカップ焼きそばを食べているようだ。
続いて運ばれてくる汁ありのアレ。
これは…
もしや
ただのカップうどんなのでは…!?
先ほどの汁なしのアレから推測するに、完全にカップうどんのアレでした。
口に入れる。
飲み込む。
完全にカップうどんだ。
だた、おいしい。ワンランク上のカップうどんを食べているようだ。
ここで店主にこれは何なのか尋ねてみたところ、汁なしのアレはUFOカップ焼きそばのオマージュで、汁ありのアレは赤いキツネのオマージュとのこと。ただし、当然それぞれの粉末も麺も具も一切使っておらず独学で再現したとのこと。まさに神の舌。完璧に再現できています。
ちなみに麺は博多で超有名なラーメン屋さんの製麺所で作っているとのこと。
200円あれば全国どこでも自宅で簡単に食べられる商品を敢えて再現し、お店で売る。
かっこよすぎるでしょ。
ここで飲み物をおかわりしてみた。
夜の匂いというオリジナルカクテル。香草っぽい独特の味わいですがさっぱりしていて女性に人気がありそうなカクテル。
カクテルを味わっていたらソレも運ばれてきました。
そう、ソレの正体は博多の民にはお馴染みラーソーメンでした。もともとふとっぱらから火がついたラーソーメン、ふとっぱらさんのラーソーメンは個人の見解ですが量が少なくなったり最近色々思うこともあり敬遠していましたが、まさかここで食べることができるとは。
冷水でしめ絶妙な歯ごたえになった麺とソーメンのツユっぽい汁が絶妙に合う。量もけっこう多く、なによりおいしい。
これは注文必須です。
ちなみにこのお店、カウンターのみなのですが、各テーブルに名前がついています。
ビートこけし
マイク・大損
乳首ピン子
プリンセス転校
松茸弘樹
特に意味はないそうです。
ちなみに店主はパーティーメガネをかけているこのお兄さん。
面白いし、博多どころか九州全域のグルメに精通しています。ちなみにこの方から聞いたお店は食べログなどのグルメサイトに載っていない、でも昔から地元では知る人ぞ知る、みたいなお店がたくさんあり、とても参考になりました。
「旅行で来たんですが、◯◯(ジャンル)なお店を教えてください」とお願いすればたぶん教えてくれると思います。変な反応をされたらこのサイトで言ってましたと言ってください。何このサイト…?誰、知らない…?という顔をされたら、その時はスミマセン。
ここは地元の人でも博多のディープなグルメ情報を入手したい人は一度は訪問すべき、そんなお店だと思います。(ここ自体もおいしいですし)
〜次回予告
魚屋のおっちゃんが始めた8席の料理屋で食べた魚が超絶おいしかった話。
↓福岡で行ったお店を随時更新中↓
・ニクゼンのステーキ丼(特盛)を食べてきた。
・博多のまるさん餃子で食べた鉄板餃子がおいしかった。
・店主に「残したらヘタレと認定するで」と脅されながらトルコライスを食べた話 (HANAMARU厨房)
・天ぷらひらおは昼間から天ぷらや無料のアテで酒を飲めるから最高。安いし、うまいし。