インパクト抜群・サクサク香ばし穴子天丼!にしぶち@阿佐ヶ谷

うちの母はウナギが苦手だ。

いわば細長くてぬめりけのある生物、とりわけ蛇が嫌いなのだが、ウナギを見るとどうもそれが思い出されるらしく、TVに映れば ワッ と言ってチャンネルを変えるし、食べ物のメニューにウナギが載っているのをみると眉をしかめる。

だからといって、娘の私はウナギを知らずに育ったわけではない。
自分の好き嫌いを家族に押し付けないのが母の良いところ。
ウナギ好きな父と私のために、食卓にウナギがのぼることは何度もあった。
まぁ、スーパーで買った調理済の蒲焼きであり、そして母はけして口にしないのではあるが。

そんなニョロ系生物嫌いの母ではあるが、なぜか穴子はイケる。むしろ、穴子の場合は積極的に食べている気がする。帰省する度に作っているちらし寿司にも、穴子はスタメンで入っている。
味の違いはさておき、ウナギと穴子ってそんなに違う?
その心はまったく理解が出来ない。

サザエさんの登場人物アナゴさんに父が似ているから? いやまさかそんなハズ……。

ちなみに母の兄であるところの、いわゆる私の伯父は、豚カツは食べられるのにカツ丼は食べられない。カツ丼の話をするだけでやめろやめろと逃げ出す。やっぱり、意味が分からない。
コレはもはや食材の問題ではない。カツ丼に殺されかけた過去でもあるのだろうか。

そもそも、ものの本によると、穴子という生物の分類は「うなぎ目あなご科」
ウナギの仲間やんけ!
しかし私はとてもやさしいので、その情報を母に伝えはしない。今後その悲しい事実を口にすることはないだろう。
いや、いつか何かの切り札として……

 

前置きが長くなった。

 

先日食べた(と言っても半年くらい前)、穴子の天丼をここで披露したいと思う。忘れられない忘れそうな記憶なので間違いがあってもご容赦を。
場所は阿佐ヶ谷駅南阿佐ヶ谷駅のちょうど間らへん。少し歩く。

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にしぶち
閑静な住宅街に佇む和風の外観。普段はフグ料理や会席をいただけるこのお店、めちゃくちゃお徳なランチをやっている。

引き戸を引くと、落ち着いた店内に、明るい女将の笑顔が。カウンターの上にある大皿、おばんざいとかを置いているのかな?(このときは何も乗っては無かったけれど)

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訪問した日は雨の平日、しかもランチタイム終盤の時間帯だったため、先客はご近所の方とおぼしきご夫婦だけ。昼から日本酒を傾けていていい感じ。

ランチは3種ほどあった気がする。先人のご夫婦がアテにしている煮付けも美味しそうだった。

が、今日は穴子。穴子天丼と決めているのだ。
丼には小鉢が二皿と、お味噌汁がついて1080円

 

ほどなくやってきた穴子天丼に驚かないものはいないだろう。

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穴子が!迫ってくる!!

アーティスティック・TEMPURA!!!

ほんとこんな感じで目に飛び込んでくるんですけど、重なりあう天ぷらの色でちょっとよくわかんないと思うんで上からご覧あれ。

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まっすぐふとましい穴子が……ご、ご立派です!!!
一本まるごとドーン!だ!

ひいてひいて、立ち上がってようやく全貌が見える。どんぶり茶碗に収まりきらない穴子……。

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一口かじるとサクっとした歯触りのよさ、わきあがる香ばしさ、穴子のふわりと柔らかな肉感がすばらしい。
めっちゃ美味しい甘ダレと香ばしさのハーモニー!

穴子以外にも海老や茄子やお芋etcの天ぷらもあり、飽きない。
この日ついていた、さっぱりとした水菜と柚子?の小鉢も上品で味わい深い。

こんなに大きい穴子なので、ご飯も食べつつ他の天ぷらも食べつつやっていたのだけど、最後までサクサククオリティが保たれているのでびっくりした。

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お茶の急須が可愛い柄だったのも個人的にグッときた。

 

穴子の旬は6~8月。
ぜひ衝撃のあなご丼を目の当たりにしてほしいと思う。

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食欲の魔物にとり憑かれている、都内の酔っ払いOL。

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