イコールになる幸せ。

やあみんな。私はラーメンが好きだ。
大阪には美味しいと言われているラーメン屋が多く存在し、
ネット上で賛否両論様々なレビューが存在する。
しかし食には好みというものがあり、レビューで高得点を
叩きだしている店が必ずしも美味いとは限らない。

色々なラーメンを食べてみたけれど、やっぱり
自分で食べてみて「美味しい」と感じた味が1番。
高得点付いてたらどうしても
イチャモンつけたくなってしまう
性格の悪さどうにかしないといけないんだが。

だから最初はいつも通り
「評判いいけどまあまあなんでしょ」
と思ってたんだ。

あの一口までは。

昨年秋のこと。とある店に足を運ぶと決めた。
以前から、相方から名前はよく聞いていた。
コンビニ等で売られているラーメン特集でも
当たり前のように店名が載っている。

自宅からは少し離れているため、車で向かう。
調べてみたら、近鉄奈良線 若江岩田駅 徒歩15分とあった。
正直、便利な場所とは言えない。
なのに、どこからか人が集まり、その一口を待っている。

 

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黒と木目で統一された店内は、今までのラーメン屋の
イメージから少し離れている気がする。
カウンターとボックス状態のテーブル席。
最初の一歩を踏み込んだ時から、店員同士の緊張感が
伝わってくる。新人らしき店員が小声で注意を受ける。
客に対しての切り替えがきっちり出来ているので気にならない。
がんばれ新人さん。ちゃんとした受け答えをしている人は
例えミスをしたとしても応援したくなるものだ。
メニューはシンプル。ラーメンの種類が多いわけではない。

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「麺固め等お断り致しております」

あえてこれを入れていない店でも声をかければ自由にさせて
もらえるか、もしくは申し訳なさそうに店員から断られる事が
多い中、最初からはっきりと断りが入ってるのはあまり見かけない。
こだわりの証拠か。
個人的には固めが好きなのだが、お手並み拝見。

初めて行く店の場合、例え「味噌が有名」であっても
醤油を頼む天邪鬼である。
幸いにもここの店のメインは醤油だ。

そして、肉。にく。つまり、チャーシュー。

普通のでもいいんだが、あえて肉醤油で頼んでみる。
チラ見した雑誌では、肉が凄いとの記載があったような気がするから。
そして運ばれてくる一杯。

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スープは澄んでいて、麺がつやつやした輝きを放っている。
透明度が高く見えるのは、麺の輝きのせいであろう。

一口食べてみる。

気持ちの良い口当たり、するすると胃におさまっていく。
見た目と同じくさっぱりした程よい醤油の塩分と、
「なめらか」の一言につきる自家製麺が丁寧に絡んでいる。

うまああああああああい‼︎

疑ってた。本当は疑ってた。
舐めてかかってごめんなさい。美味しいです。
そして、是非ここに注目してもらいたい。

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肉。にく。つまりチャーシュー。

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薄切りの部分と肉厚の部分とをバランスよく、しかも
大量に打ち込むという荒技を使っている。
控えめに言って、肉祭開催。
その肉を口にして最初に感じた一言、
「これ、あれじゃん…」
そう、喉の奥に感じる風味は、みんな大好きな、あれ。
勿論味は醤油味。しかし、噛みしめた時の、肉の旨味はまさにあの、

ローストビーフ!

ひたすらに麺を味わいながら流し込み、肉の風味を感じる作業。
あっという間に麺も具もなくなる。

替え玉を頼もう。そうしよう。躊躇などない。

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(といいながら替え玉入れた時用に少し肉を残しておく華麗なる計画)

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運ばれて来た器はごく普通の黒い茶碗。
中にはあのツヤツヤの麺が入っている。
これこれ、これよ。さあ食べよう。
箸を器に入れ、麺を持ち上げようとした瞬間。

「…なんだこれ」

皿の底、麺の下に何かがある。
見覚えのあるあの色と質感。

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…チャーシュー入ってるやないか。

まさか間違いではなかろうな、とドキドキしながら
スープの中へ麺と共に流し入れる。
実は前述の新人店員がオーダーを間違えるミスを
していたため、またまた間違ってしまったんじゃないか、
我々のせいでまた怒られることになるんじゃないか
(根っからの小心者)というドキドキも含まれていたのだ。

なめらかな食感再び。全て食べ終わるまでに時間はかからない。
これだけの肉が入っていても、全体的にさっぱりした
口当たりのためか終盤なのに苦しくない。

ごちそうさまでした、と自然に口から出てしまう幸福。
久々の大当たりだったと満足しながら店を出る。
店の雰囲気を作るものは店員の動きも含まれると思うのだが
入店から退店まで、程よい緊張感と心遣いを感じさせてくれた。

世間の評価と自分自身の評価が一致した珍しい例。
こういう出会いもある。
雑誌やテレビ、ネットの評価を斜めに見るのも良いけれど
自分で確かめてみないとわからないもので、まだまだ知らない
いい店があるのかもしれないという夢を見させてくれた一杯だった。

あれから数回食べに行った。
お腹に余裕があるのなら、
(ここを見ている皆さんからしたら釈迦に説法だろうが)
白ご飯を頼んであのチャーシューと一緒にいっとくのもおすすめ。

店の名前は、「ラーメン 坊也哲」。
年明けてから行ってないことに気づいた…近々行く。絶対行く。

ラーメンと肉を同時に満足して味わいたいなら
ぜひ行ってみるべきだ。

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かっずんの胃袋関西のナレーター&歌うたい

投稿者プロフィール

かっずん=伊東和子。CM/映像/学校、いろんなところで読んだり歌ったり話したりの生活。虎/赤星/林が好き。同業者の相方とコントのような毎日。かっずん/ACCグランプリ歌手/ズン伊東/ずんさま/中に何人いるんですか、と言われます

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