このフレーズが生まれた瞬間の体験を書いてみた(物乞い編)
世間の奴らはデブに対しどんな印象を持っているのだろうか。
もし、誤解があれば謝るが「食い意地の張った卑しい奴」というレッテルを貼った奴が多いのではなかろうか。もちろんそうでない人もいるとは思うが、オレはそういうレッテルを貼っている奴に今まで数多く出会ってきた。
学生時代、そして、社会に出てからも感じている。それは教室で、それは職場で。
…たとえば誰かが新発売のお菓子を食べていたとする。
そこで何気なく「それ美味しそうだね」と喋りかけたとき、標準体型の奴が言った場合、そいつは「美味いで!近くのコンビニに売ってたわ!」と応対していた。
しかしオレが同じように「それ美味しそうだね」と言ったら「いやいや、そんなに欲しがってもあげへんって笑」と言ってきたんだ。過去、同じような体験が10回以上ある。
いつ俺がこのお菓子をくれと頼んだ!?
この気持ち、理解できるか?もし、本当にお菓子が欲しければストレートに欲しいと伝えるだろう。オレはただ純粋に聞いただけなのに、そういう反応をされると身も痩せる思いをする。実際には痩せないけどな。
これは、そんな理不尽な目にあった時に思い浮かんだフレーズだ。
オレが「それ美味しそうだね」と喋りかけたからといって「あげないですよ!」と唐突に拒否するのはやめてくれ。別に欲しくて言ったわけじゃない。デブは、デブは物乞いじゃない。
太っていると「大らかそう」だとか、「気が長そう」とか言われるが、そんな優しい人ばかりではないことをこのサイトを見てくれている同志なら一番理解していると思う。もし太っているからという偏見で何か理不尽なことを言われたとき、怒りを内側に抑えるのではなく、たまには外へ出してみることでデブに対するイメージも少しは変わるかもしれないぞ。
怒れるデブがもう少し増えてもいいと、オレはそう思ってる。