LINE@で知り合ったある高校生との話。
朝が来るのが怖い、学校へ行きたくない、会社に行くのが辛い…
SNSをやっていればそういうネガティブな発言を目にすることもよくある。TwitterやFacebookではある程度は認知されてきた意識の高いデブだが、実は約1年前からLINE@もやっていることを、どれだけの人が知っているだろうか。開始当初から現在に至るまで全て手動で返信していることもあり、世間話や恋愛相談など「その相談、このアカウントにする内容かな?」といったメッセージも多々あるが、割と楽しみながらできるだけ親身になって返すようにしている。
そんな中、去年の暮れにある高校生から友達追加され、話しかけられた。その高校生はどうやら学校でイジメにあっていると。生きるのが辛く、何度も自殺を考えていると。オレが彼の学校に乗り込むこともできないし、先生や親に相談できるくらいならLINE@で見ず知らずのデブに打ち明けることもないと思う。しかしこちらには何かイジメを解決できるだけの良いアイディアもない。だから当初は相談に乗れることもなく他愛もない雑談しかできなかった。その中で、彼は料理を食べたり作ったりすることが好きだということを知った。そこでオレは彼に作った手料理を見せてくれるようお願いしてみた。それから毎日、彼は欠かさずに料理の画像を送ってくれている。時には彼のお母さんが作った料理も見せてくれる日もある。(そっちの方が遥かに美味しそうなのはここだけの秘密だ)
そして新学期が始まる前日、再び死にたいと言ってきた彼にオレは一つの約束をした。彼はこの春、高校3年生になる。もし、彼がこのままイジメに屈せず、来年の3月に卒業することができたら、彼の大好きな焼肉をそれこそ死にたくなるほどご馳走してやると。彼はその約束のために明日から頑張ると言ってくれた。
新学期が始まってから約3週間、きっと辛いこともあるだろうけど彼は今でも毎日画像を送ってくれている。
おそらく来年の春、オレは彼に焼肉をご馳走することになると思う。彼はオレに救われたと言ったが、オレも来年焼肉をご馳走するという楽しみができた。彼に会った時、彼が救われたと同時にオレも救われているのだということを伝えてあげたい。
〜次回予告
無事に高校を卒業した彼と食べた焼肉が死ぬほど美味かった。
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