そばとポテト?今話題の「ポテそば」を食べてきた。
朝からグランフロントのサロンでリア充ごっこに明け暮れ、梅田芸術劇場のビル内にあるとんかつの名店「かつくら」でランチを食べ終えたあと、僕は思った。
「食後のコーヒー飲みたい」
そんな中Twitterを眺めていたら気になるお店を見つけたので十三駅構内にある「阪急そば 若菜」へ行ってきました。
梅田からのアクセスは、阪急宝塚線「急行 宝塚行き」または「雲雀丘花屋敷行き」の真ん中より少し後ろ辺りに乗っていれば十三駅を降りた瞬間目の前に見えてくる。
他の場所から来た場合はまず十三駅で2・3番ホームを目指してほしい。
エレベータから降りたら目の前にお店がある。
階段から降りた場合はまず目の前に出てくる551蓬莱の誘惑を振り切る必要がある。いや、別にない。食べたければ食べるのが粋だよね。
2・3番ホームへ階段を降りた後、蓬莱を無視しすかさずUターンを決めると阪急そばがみえてくる。
詳しいナビはGIGAZINEとかに載ってたのでそっちの方が参考になると思う。
[GIGAZINE]そばにフライドポテトを盛ってしまった「ポテそば」を阪急そば若菜十三店で食べてみました
http://gigazine.net/news/20150206-hankyu-potesoba/
阪急そば 若菜。普段お世話になっている店はこの「若菜」の表記はない。この違いはなんだろうか。
わらじカツ丼。規格外の大きさ、か。ポテそばを食べにきたけど、これを頼もうかかなり悩んだ。
先程かつくらでおいしいとんかつを食べてなかったら迷わず頼んでいただろう。チェーン店だろうが個人店だろうがそば屋のカツ丼は基本信用できるからまたの機会に食べてみたい。
ポテトがドーン!!とな。
店先の看板でもポテそばを推しているようだ。さらに店内外にポテそばのポスターは合計3−4つは有っただろうか。
入店し、店内を見渡す。客は15人程だろうか。半分以上席は埋まる盛況具合だ。
そんな中、肝心のポテそば率は
0パーセントだった。
あれ、誰一人頼んでいない。
みんな定食ばかり食べてる。天たま丼定食大人気。
少し不安がよぎったが、ポテそば(370円)を注文。
そして待つこと数分。
こんなん出てきた。
カマボコの上に鎮座するネギにグッときた。
そばとポテト。マクドナルドもびっくりの組み合わせだ。
まずはポテトを一口。ほんのり塩味で普通に美味しい。北海道産のじゃがいもらしくホクホクしている。心なしかケチャップがほしくなる。
とりあえずそばに浸してみた。10秒ほど浸し、つゆを吸った?ポテトを口に放り込んだ。
その味は…
驚くほど無味だった。
ポテトについた塩がつゆで洗い流され、びっくりするほど味を感じさせない、ちょっと湿っただけのフライドポテトが誕生した。
…あれ、これやばくない?全然マリアージュできてなくない?大丈夫?
そんな思いと共にこの5文字が頭をよぎる。
…また失敗か。
つい先日、牛タン喜助でチャレンジに失敗した記憶が蘇る。
もういいや、と半ば自傷気味な笑みを浮かべ、ポテトを全部そばに放り込む。
更にそこからぐちゃっとかき混ぜて汁まみれになるポテト。こんなことならわらじカツ丼でも食っときゃよかったと投げやりになりながらポテトが絡みついたそばをズババっと吸い込んだ刹那、
あれ、美味しいんですけど!?
ビビった。そばとポテトが無茶苦茶合う。そばの食感とポテトの食感が混じり合ってシンフォニーを奏でる。伝えるのは難しいけど、揚げたうどんをそばを一緒に口の中に放り込んだ感覚。気がつけばあっという間に完食していた。ポテそば、普通に美味しい。
しかもこれ、まだまだかなり伸び代があると感じた。関西のつゆとポテトはあまり相性がよくないけど、関東系の濃いつゆとポテトなら、かなり合うと思う。そうなれば三位一体となり、より高みを目指せる気がする。関東のそばチェーンが取り入れたらとても面白いかもしれない。
思い返せば今まで阪急そばに対してあまり良い評価がなかった。阪急はさっさと都そばを買収して阪急そばを全店都そばで統一してほしいと思ってたくらいだ。
だが、これはそんな考えを見直さなければならない。
それくらい斬新な味だった。
すっかり満足し、店を後にするときに目の前に広がってきた看板を見ると、
どて焼きそば・うどん…だと!?
次回訪問時はこれを頼もうと決心した。
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2015年02月18日 ※追記
「ポテそば」を超えるポテトメニューを思いついたので、阪急そば若菜で試してきた。