あなたにとって「食事」とは何ですか？

最高の料理をどんなにお腹いっぱい食べても数時間経てば空腹が訪れ、数日経てば美味しかった記憶も薄れ、数ヶ月経てば過去の思い出になってしまう。悲しいけど揺るぎない事実だ。だから「適度に腹を満たせればそれで十分」と言い、ファーストフードで食事を済ませる人も多い。

これは非常に悲しい。

ファーストフードが悪いわけではない。時間がないときに食べることもあるし、友達とコミュニケーションを行う場所として活用するにもとてもいい環境だ。僕もマクドナルドのポテトは大好きだ。M/Lサイズの復活は待ち遠しい。

でもね、ファーストフードを「料理」と呼ぶのは少し違う気がするんですよ。腹を満たすために食べるのであれば、それはもはや「料理」ではなく「餌」であり、更に言えば「燃料」としか表現のしようがない。

「生きるために食べる」のがこれまでの常識だとしたら、これからは「楽しむために食べる」という新しい価値観を持つことも大事じゃないだろうか。それこそが動物と人間との大きな差にもなると思う。そして、友達との楽しい会話も重要だが、そもそも前提として料理を食べる行為自体が楽しく、そして尊くなければならない。

食事の前に僕らは「いただきます」と言うが、これは浄土真宗では、

【食材である生き物の命を絶ち、調理し、自分の命を維持し生存することの感謝を表す行為】

と表現している。つまり「生命をいただきます」という意味なのである。

生きるためには、食べなければならない。そして僕らは食べるから生きていくことができる。そのことを真剣に考えている人、あまりにも少ないのではないでしょうか。

この機会に自身にとって「食事」とは何か、一度真剣に考えてみませんか？

〜最後に
富士そばをファーストフードと捉えるかどうか、僕の中でまだ答えが出てません。

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