2015年に流行る言葉
かつて「萌え」という言葉が流行った。アニメなどのキャラクターに抱く擬似恋愛的な好意を(それが全てではないと思うが)「萌え」と呼称していた。この流行は、それまであまり脚光を浴びていなかった所謂オタクと呼ばれる層から生まれ、一般層にまで普及した最初の言葉かもしれない。
そんな「萌え」の流行を引き継ぎ、2015年に流行る言葉。
それは「肥え」だ。
美味しく高カロリーなものを食べ、「まじ肥え〜」と発する。
仕事帰りに駅前のスイーツ店でプリンを買っているOLが、二郎で増し増しを注文しているサラリーマンが、温かいほうじ茶とアンコたっぷりの和菓子を食べる老夫婦が、皆一様に口を揃え「肥え〜」と発している。そんな人々の姿が僕には見える。
ー流行るかどうかなんて誰にもわからない?
そりゃ僕も神様じゃないから絶対なんて言いきれない。「萌え」が流行ったからと言って「肥え」が流行るなんて保証は微塵もない。そもそもこの二つの言葉に直接的な関連性はない。言葉の響きが似ている以外、何も無い。
でも、そこに繋がりと発展を見出だすのが知性である。想像力である。イノベーションである。
長年デブ界に君臨している伝説の言葉「まいうー」を超える、次に流行る言葉は「肥え〜」しかない。
僕はそう確信すると共に、この言葉を引っさげ「RIZAP(ライザップ)」に対抗しようと思います。