一芳亭のシュウマイは大阪で一番美味いと思う。
今日は僕が愛して止まない大阪にある「シュウマイが有名なお店」を紹介したい。
敢えて断言しよう。
一芳亭のシューマイは日本一美味い。
大阪に住んでたら一度は食べにいったことがあるのではないでしょうか。お店に行ったことがない人も阪神百貨店や高島屋の地下食料品売り場で見かけたことがあると思います。
場所は難波。南海難波駅近くにあるセガのゲーセンの裏辺りと行ったら大阪人にはわかりやすいだろうか。
路地裏が多く、隠れ家的名店が多い界隈ですが、ここは比較的大通りに面しており、かつ青い看板がとても目立つので見つけやすいと思います。
「心ほぐれるフワフワジュワジュワッ」
この店のしゅうまいを表現するのに最適の言葉だと思います。
オススメは豚天定食。個人的にはこれが一番ご飯進みます。内臓系が好きな人はきも照り定食もアリです。
席上には塩、醤油、酢、辛子が並びます。しゅうまいのタレは自分で作るのがこの店の習わしだ。
「ライスの大・小 値段同じ」
ライスが大盛り無料の店は信用できる。
注文は春巻き定食をオーダー。今まで頼んだことがなかったので初トライしました。また、追加でしゅうまい5個を頼みます。
お昼時は混むので避け、15時辺りに訪問したが店はほぼ満席。儲かってそうです。
春巻き定食(850円)と追加で頼んだしゅうまい(320円)で計1,170円。久しぶりに一芳亭のしゅうまいと再会してテンションが上がりました。
まずコーナーにある空きスペースに調味料を設置します。左から塩、中央に醤油と酢で作ったタレ、右は辛子という布陣。
かつてこれほど見事なスリーバックを僕は見たことがあるだろうか?
このスリーバックをかつてのイタリア代表メンバーで例えるならマルディーニ、ネスタ、ファビオ・カンナバーロが並んでいると思って貰えたらいい。(?)
食べ方は簡単だ。まず最初は何もつけずに一口食べる。そうすれば貴方は感じるはずだ。
はぁ・・何て優しい味・・・
…と。
バファリンの半分は優しさで出来ていると謳われているが、それなら一芳亭のしゅうまいは全部が優しさで出来ていると行っても過言ではない。以下は一芳亭の公式HPから引用する。
小麦粉で作られた普通の皮で包むのではなく、手製の薄焼き卵で作った皮でひとつひとつ丁寧に包んでおります。戦後、小麦粉が手に入らず、薄焼き卵を代用したのが始まりで今でもその製法でしゅうまいを作っております。中の具は、豚ミンチ肉、エビ、タマネギのみじん切りを塩、コショウ、しゅうゆなどで味付けし、片栗粉でつないだもので、至ってシンプルです。ただ、こだわりとして、やわらかな甘みを出すために淡路島産のタマネギを使っています。
そう、皮が小麦粉ではなく卵なのだ。薄皮卵で包まれているので皮が黄色く見ている。
次に塩をつけて食べてみる。歯がなくても食べれほどの柔らかさの中から肉とエビの旨味、卵の風味が口の中に広がり、塩味がご飯を誘発する。
ごく控えめに言って、最高だ…
次に醤油と酢で作ったタレ(個人的に好きな割合は醤油7:酢3位)に辛子をつけて食べる。
塩もいいが、やはりしゅうまいはタレで食べるのが一番美味しい。またまたご飯欲がわきあがり
ごく控えめに言わずとも、最高だ。
続いて春巻きを食べる。
しゅうまい同様薄焼き卵で包まれた中の具材は「きくらげ、人参、椎茸、ピーマン、豚ミンチ、小エビ、豚肉」がふんだんに敷き詰められれており、子供が苦手な食べ物が確実に入っているであろう、正に大人の春巻きだと個人的に思う。
食感はシャキシャキしており、普段食べる外カリ中フワの春巻きとは全く違う春巻きに仕上がっている。普段食べる春巻きをお好み焼きでいう大阪焼きだとすれば、一芳亭の春巻きは広島風と言ったところだろうか。(?)
個人的には中がジューシーな春巻きが好みですが、女性にはこの春巻きがかなり人気のようです。
中華風のスープには豚肉が入ってます。こちらもしゅうまい同様歯がなくても食べられるほど柔なく、あーこの豚で豚天作ったら美味しいだろうなーと思わせる味です。
一通り愛でたらあとはひたすら
しゅうまいを食べ
ご飯を放り込み
今度は先にご飯を口に放り込み
しゅうまいが追従する。
そんな素敵な動作を10回ほど繰り返したらお別れの時間です。1F入り口横にあるレジでお金を払い、店を後にしました。しゅうまいなんてどこでも気軽に食べられるし、冷凍食品でも比較的美味しいものが売られている中、ここはしゅうまいだけで割と幸せになれるのでとてもオススメです。
ちなみにこのしゅうまい、電話またはFAXで県外への発送も対応しているようなので気になる人がいたらお店の公式HPから是非どうぞ。