遡ること数ヶ月前、大きいサイズのメンズ服通販ミッド・インターナショナルさんから「ぱくたそさんとコラボしませんか？」との相談がありました。

ぱくたそといえばフリー素材でお馴染みのあのぱくたそさん。Deboo！JAPANでも画像を使わせてもらったり何かとお世話になっています。ただ僕自身は基本的に顔出しNGなので丁重にお断りしようと思っていたのですが、うってつけの人材がいたことを思い出しました。

そう・・・

横山ともやさんだ。

撮影テーマは意識の高い肥満素材。意識の高いデブのつぶやきを写真で再現するとのこと。そんな企画ならこれ以上うってつけのモデルはいません。早速横山ともやさんの所属事務所と出演に向けた交渉を重ね無事許可をいただきました。

ーそして7月某日の朝。

横山ともやさんと一緒に大阪から東京へ向かいました。この日の気温は29度。前日が20度前後だったこともありデブには生き地獄な環境です。

そんな悩みを考慮していただけたのか、こんなつぶやきを移動中に発見しました。

今日フリー素材の撮影でアシスタントをやるのですが、「室温を20度以下に保たないとモデルさんのパフォーマンスが低下します。風邪をひかないように上着を持参してください」という若干意味不明なメールがきて震えている。
— 大川竜弥（フリー素材） (@ryumagazine) 2015, 7月 10

こんな心遣いがされていることを横山ともやさんに伝えたところ「~~え？16度ちゃうの？でもまあ~~嬉しいわー！」と感動していました。
当日は9時から撮影開始、僕たちは大阪から移動のため10時位に着いたらいいとのご配慮までいただきました。

東京駅に着いたのが9時30分頃。撮影現場は新宿三丁目。全く余裕はなかったですが、どうしてもとせがむので記念に一枚撮っておきました。

大抵こういった顔ハメ看板は穴が大きく作られており耳まで見えたりするのですが、そんな心配は杞憂に終わります。ぴったりハマっています。

10時過ぎ、少し遅刻しながらも無事撮影現場に到着しました。

そして、

エレベーターで目的のフロアまで辿り着き、撮影現場に入ろうとしたそのとき・・・・

ドンッ！！！

と中から物凄い地響きが聞こえてきました。

誰か壁でも蹴ってるのかな・・喧嘩かな・・・

そう思いながら恐る恐る中に入ってみると・・・・・

後にも先にも成人男性が本気で繰り出す残影拳を見るのはこれが初めてではなかろうか。

繰り返し残影拳を放つ朽木さん。
肘や脚の角度を的確に指南するゴリさん。
真剣な眼差しでカメラを構えるすしぱくさん。
ヌイグルミと一緒に自撮りしてる大川さん。
そしてそれを見守る面々。

中にいらっしゃった方々はミッドの担当者以外全員初対面でしたが、この企画は面白くなりそうだと感じた瞬間でした。

この日撮影した画像は以下のリンク先に少しずつ追加されていくので是非ご覧ください。

〜次回予告
撮影現場は思った以上に面白かった。