おきなわステーキ酒場「さぎり」で塊肉を食べてきた。
2年前からずっと気になってる店があります。
デブが喜ぶ要素をふんだんに取り入れた店を発見。これはいつか行かねば。 pic.twitter.com/iRCPT3uw9K
— 摩擦メキシカン (@potagent) 2013, 8月 11
「大衆」と「肉」と「食堂」。僕の好きな言葉のみで構成されたこの店名。オープンした当初から気にはなっていたのですが、この近所には「どうも」と「だるま堂」いう割と最強のお店があったのでなかなか行く機会に恵まれませんでした。
そしていつしか「どうも」は閉店し、だるまやも一時期行通い過ぎたことによって足が遠のき始めたこともあり、再びこのお店を訪れようと思ったのです。
しかし、現実は甘くありません。いつも混んでます。ふらっと立ち寄り満席で断られること数回、パッと思い立ち予約を取ろうとするもその日は貸切、などなかなか巡り会えずヤキモキしていた頃、友人からこの近くで良さそうな店知ってるからそこで飲もうと誘われ訪ねたお店、
それが、オキナワステーキ酒場 さぎりだ。
さぎり 天満南店
ジャンル:おきなわ!ステーキ酒場
アクセス:JR大阪環状線天満駅 徒歩5分
住所:〒530-0035 大阪府大阪市北区同心2-7-21 マーブルハウス1F(地図)
姉妹店:大衆肉食堂 源兵衛
周辺のお店:ぐるなび 天満・天神橋筋×ステーキ
情報掲載日:2015年7月26日
来店した日はまだオープンして一週間も経っていないとのこと。鼻が利く友人を持つと幸せだ。
天満の駅から歩いて5分くらい。駅前に1号店があるらしい。
「沖縄感あふれてます!!」との文字。たまたまですがアロハシャツで来た甲斐がありました。
「ぶ厚い」赤身の「塊肉」「ステーキ」!。大衆肉食堂に負けず劣らない甘美な響き。
…と、お店の看板をよく見たらこんな看板が。
そこには大衆肉食堂の文字が。そう、なんとここは2年前から気になっていた大衆肉食堂の系列店でした。Facebookではないが「出会いに感謝☆」思わずそう呟いてしまったのも無理もありません。
さっそく入店して店員さんからメニューの説明を受けます。
店の看板メニューはもちろんステーキ。メニューを見ると「1グラム8円のステーキ」か「1グラム10円のステーキ」から選択して選ぶらしい。
ただ、グラム単位で選択するというよりは、
こんな感じで各塊肉にグラムが書いてあり、その塊を選択するようなタイプらしい。この日は二人で行ったので控えめに520グラムを選択。
焼き上がりには約30分かかるとのこと。出来上がりを楽しみにしながらいくつかサイドメニューを頼んでみました。
ホルモン煮込み。これかなり美味しかった&安かったです。ホルモンは味も染み込まれしかもトロトロ、コンニャクはぷりぷり、ホルモン煮込みは「これコンニャク煮込みだろ」と突っ込みたくくらいコンニャクだらけのお店が大阪には多いですがしっかりホルモンが入ってます。これは頼むべきメニューの一つですね。
ローストビーフ。少々パサついてるけど中々美味しかった。タレは特にかかっていないので自分で味を調整できます。皿の端にある塩とにんにくを適量乗せて食べるのも美味しかったですが、卓上にある醤油と皿に乗っているにんにく醤油を混ぜたにんにく醤油がとても合いました。あっという間に完食です。
そんなこんなで舌鼓を打っていたらついにステーキが焼き上がりましたとのお知らせが。
目の前に蓋に入った肉が置かれ、
店員さんが「せーの、どーん!」と言いながら蓋をあけてくれる。
せーの
どーん!
特にジュージューいってるわけではないので大きく盛り上がることはありませんでしたが、テンションは上がります。店員さんからカットするので一旦下げますとのアナウンスがあり一時お預けに。
そこから5分ほど待つと切られたステーキがやってきました。
左から厚切り、右が薄切り、奥は角切りとなっており、三種類の厚みを味わうことができます。
美味そうな料理に上から目線は禁物、目線をしっかり相手に合わせます。適度なレア感と溢れる肉汁が美味しさを際立たせてくれます。
まさにキングオブ赤身といったところでしょうか。
これは大根おろしをワインで煮込んだやつ。さっぱりしており単品で食べたらなんとも表現しがたい味ですが、肉とも組み合わせると結構合います。
タレはこの3種がオススメとのこと。A1ソースは沖縄名産(原産国はイギリスだけど)のかなり酸っぱいソースっす。(?)
左の白い欄に書いてます(見えにくくてすみません)が、にんにく醤油のみ有料150円でそれ以外の「洋わさび」「わさび」「しょうが」「レモン」「粒マスタード」「柚子こしょう」「おろしにんにく」「梅ダレ」「ポン酢」等は全部無料。そして卓上に醤油もあるので無料のすりおろしニンニクと合わせたら自家製ニンニク醤油が作れるのでこれで十分かと感じました。
僕はA1ソースの酸っぱさが苦手だったので、ソースを自作しました。オススメはこの3種類。
この3つで十分戦えます。個人的に一番美味しかったのは自分で適当に調合したニンニク醤油。
あとはこの調味料や追加で頼んだ調味料を加え
口の中でとろけるタイプの肉ではなく、肉の味をしっかり味わえるタイプのお肉。ワイン好きには堪らない一品だと思います。ポテトは、特になくてもいいかなぁと思いました。
前菜も食べているので500グラムでも二人で分けると結構お腹膨れます。小食な2人で訪ねた際は、前菜や〆の料理を楽しむためには300グラム程度に抑えた方がいいかもしれません。
そして〆のメニューは肉のひつまぶしとさぎりそば。
ご飯の上にお肉とシソの葉がった一品。この肉のひつまぶしは出汁がめちゃくちゃ美味しいです。
うなぎのひつまぶしのようにまずはそのまま、次に薬味、最後に出汁と味の変化を楽しむやり方ではなく、いきなり薬味と出汁をぶち込んで食べるのがオススメです。それくらいオススメの出汁です。
ラーメンも美味。チャーシューから出たエキスでスープはギトギトしてるように見えますがあっさりしていて美味しいです。チャーシューは口の中に入れたら溶けるほどトロトロに煮込まれています。
これだけ食べまくって3杯ずつ飲んで一人4500円弱というリーズナブルさ。
お肉は肉汁たっぷりでジューシー、というわけではないですが、さっぱりした赤身の肉なので翌日もたれることもなく延々と食べ続けることができます。
まだオープンしたばかりで予約も取れやすいと思うのでガッツリ赤身のお肉が食べたい場合はオススメです。
↓天満近辺なら他にここがオススメ↓