久しぶりにデブの聖地「喫茶Y」に行ったら相変わらず凄かった。
久しぶりに喫茶Yへ行ってきました。少し寝坊したので時間は10時半頃だったでしょうか。モーニングとランチの狭間の時間に訪問しました。
特別警戒実施中とのシール。警戒するのはお店より客の方ではないかと思いながらも入店します。
中には二組の客がいました。
・1組目(男3名)
おそらく常連と思しき彼らはすでに食事を終え、余韻に浸っていました。店主とも仲良さそうな間柄。
・2組目(男女各1名)
若干メタボ気味な男性と、モデルのように細い女性がいました。二人の関係はたぶん恋人のようです。こちらの組はまだ入店したばかりのようで、楽しそうに話しながらメニューを見ていました。おそらく一見さん。
男女より後に入店しましたが、向こうはまだ決めかねているようなので僕はカツサンドを注文しました。店主から「今トンカツがないからチキンカツでもいいかな?ええな?よっしゃ」と聞かれ言われました。逆らえません、チキンカツサンドに決定です。
その後しばらくしてカップルが店主に注文を伝えてました。男性がモーニング、女性がホットケーキを頼んでいました。
店主が女性に「ウチ量多いけど、大丈夫?食べれる?」と男女に聞くが、モデル体型の美女は「私、甘いもの大好きなんで大丈夫ですっ♡いくらでも食べれますよっ★」と答えていた。
その瞬間、店内に走った緊張を僕は見逃さなかった。
男3人組が目配せをする。
何かに納得したように、頷く。今にも帰りそうな雰囲気を出していた3人組はなぜかスマホを取り出し、長居モードに入った。
しばらくすると味噌汁が出てきたました。その昔、名古屋へ出張した際、喫茶店でモーニングを頼んだら味噌汁がついていたので味噌の国の民は凄いなと感心していましたが、まさか大阪でも出てくるとは思いませんでした。ただ味噌汁は熱々で白菜もいい感じに煮込まれていて美味しいです。食欲を増進させてくれます。
味噌汁を飲み終わるころにチキンカツサンドが運ばれてきました。
うん、デカイ。
圧倒的存在感。みかんも付けてくれました。
分厚いパン、チキンカツはダブル、サイドにハムや唐揚げまで付いています。
見てるだけでお腹が一杯になってきました。
中はこんな感じです。強大なパンとジューシーなチキンに囲まれたわずかなレタスが戦国時代に毛利家と大内家に囲まれて窮していた尼子家を守る山中鹿介幸盛のような奮闘ぶりを見せています。
そのままかぶりついたら空中分解しそうなので1枚を2分割して箸で食べ進めます。
サンドイッチを箸で食べるのはこれが初めてかもしれません。
ソースが少し濃いですがパンは相変わらずふわふわで美味しく、チキンカツもジューシーなのでよく合います。カツサンドはビーフが一番美味しいと思いますが、もしかするとトンカツよりはチキンカツの方がジューシーなのでカツサンドに適しているかもしれません。
あまり比較の対象として適切ではないかもしれませんが、このサンドイッチ一つが大体吉野家の牛丼1杯分と同じくらい腹にきます。3つで牛丼3杯分くらい。ちょうどお腹を満たせるいい量ではありますが、味が単調なので他の人とシェアしながら食べたら飽きずに美味しく食べられるかもしれません。
食べながら余韻に浸っていると男女の席に料理が運ばれてきました。
軽自動車のタイヤみたいなホットケーキの前に呆然とする男女、その光景を遠巻きに見ながらニヤニヤしている常連客、その後、意を決して食べ進める彼女の奮闘記についてじっくり記したいが、
ーそれはまた、別のお話。