組み合わせは無限大、池袋にあるハンバーグ専門店「金肉キッチン」

ハンバーグ専門店金肉キッチン……その名前からどんな店を想像するだろうか。
おそらく、いかにも肉!!!なインテリアをイメージした人は多いはずだ。
少し暗い照明の店内には、肉の匂いが染み込んだ使い込まれた木のカウンター。
なんとなく「肉を焼いている」という固定概念がある。

金肉キッチンは、池袋の駅からのんびりと歩いて10分強。
立教大学に程近い。
大学に近いハンバーグ専門店というと、もう先入観で頭の中は学生街のちょっと古い洋風の定食屋だ。

地図アプリを見ながら肉に心ときめかせて歩くことしばし。
道の途中に早速看板を見つけた。
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なんだか……おしゃれだぞ?
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ひとまず角を曲がる。
さて金肉キッチンは……

正直に言おう。
一回、思い切り素通りしてしまった。
あまりにおしゃれな外見から、カフェかヘアサロンだと思ったのだ……。
ということでテイク2。

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ここが金肉キッチンだ!
そう、カフェと見まごうおしゃれなここがハンバーグ専門店だ。

店内は落ち着いた雰囲気。
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ペンダントライトもおしゃれだし、壁の一輪挿しもおしゃれだ。
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カウンターなんかもう、昼はカフェ、夜はバータイムという雰囲気。
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店を間違えたかと一瞬不安になる。
が、しかし……カウンター内から漂うのは香ばしい肉の匂い。
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間違いない、ここはハンバーグ専門店だ!

ランチタイム前の店内はまだ静かだった。
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聞いたところ、ランチタイムは社会人が中心で会社の昼休みタイムになると一気に混むそうだ。
早速メニューを拝見。
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ランチメニューは4種類。どれも気になるが今回はシンプルに金肉ハンバーグランチ。
少し待つうちに、ジュージューといい音と香ばしい匂いが…空腹を刺激されてたまらない、これこそ肉を待つ楽しみ…!

さほどかからず、熱々のハンバーグが登場!
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小丼ほどのたっぷりご飯と山盛りの野菜、野菜スープ、そして自家製ソース3種類がついてくる。
このご飯とスープはおかわり自由だ。
ソースはディナー時には29種類から3種を自由に選べるが、ランチは日替わり。
今日はデミグラス、フレッシュトマト、西京味噌だ。
メニューのコメントもなかなか捻りが効いている。
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店長、かなりのセンスの持ち主だ…。
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リア充向けの気配が漂う中、早速熱々のハンバーグをいただく。
しっかり焼け目の付いた表面を突き破ると、なんだか柔らかい感触。
A4とA5の切り落としに和牛の脂で作っていると聞いたが、いくらなんでも柔らかいぞ…。
ぱくりと割ると…
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中はレア。
そう、ここのハンバーグは、手前にある丸い焼き石に押し付けて好みの焼き加減を楽しめる。
プレートの上にいるこいつである。
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さっと火を通して柔らかなとろける味わいを楽しんでよし。
ミディアムで溢れる肉汁を楽しんでよし。
ガッツリとウェルダンにして肉の弾力を楽しんでよし。
一つのハンバーグに楽しみが詰まっている…!

火傷に気をつけてギューッと押し付けると、ジュワーーーーッと肉と脂が焼ける音とともに箸に小さな振動。
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ああ肉を焼いている…実感しながら、店長特製のデミグラスへ。
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よく煮込まれた肉の旨味と程よい酸味のバランスが、脂の甘味を上手く引き立てる。
このデミグラスソース自体、そのまま頂きたいほど美味い!

お次はフレッシュトマト。
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バジルとトマトのハーブの香り、きりっとした酸味。
直球のトマトの旨さが肉の脂っぽさをほどよく落とし、どんどん箸が進む…!

そして西京みそ。
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ぽってりとした甘みが肉に絡み、甘じょっぱい旨さが噛むほどに口の中いっぱいに広がる。
これは…これは新境地だ…。
個人的に西京みそには、レアよりの柔らかな焼き加減が合う。

鉄板で温野菜になるつけ添えの野菜も新鮮で旨い。
3種のソースを絡めながら味わうと、あっという間に山盛りの野菜が消えていく。
そして野菜スープ。
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たっぷり野菜が入ったコクのあるコンソメは、肉とソースの味をリセットし、次の一口をまた違う気分で味わえる。

全てを食べきると男性でも少し苦しさを覚えるボリュームだが、味と焼き具合を楽しむうちに一気に食が進んでしまった。
ソースと焼き加減で一皿に無数の楽しみが詰まった金肉キッチンのハンバーグ。
次は240gに違うソースを組み合わせて挑戦したいものだ。

わたぬき

投稿者プロフィール

たぬき腹のアラフォーおひとりさまライター。
食道楽とダイエットの狭間でゆらぐ。
座右の銘は「身にまとうならグラム単価の高い脂肪」

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