LINE@で知り合ったある高校生との話、の続き。

以前こんな記事を書きました。

LINE@で知り合ったある高校生との話。

まだ読まれていない方は先に読まれるとわかりやすいと思います。累計4000PV弱なので別段多くに人に読まれた記事ではないのですが、記事公開後にLINE@の友達数が数百人増えたり大手メディアから取材を受けたりとPV数以上の反響があった記事です。

さて、DEBOO!JAPANを欠かさず読まれているレアな方は薄々気がついているかもしれませんが、実は今まで次回予告に展開されたお店の記事はほとんど書いたことがありません。当初は特に意図してやっているわけでもないのですが、元々筆不精だったり、気まぐれなので他に書きたい店を思いついたりするので次回予告を書くことは極めて稀、そんな形式になってしまいました。

今回の記事もゴールデンウィークの出来事ですが書き始めるまでに2ヶ月を要すことになりました。

彼が高校三年生になってからもしばらくは毎日連絡が来ていた。相変わらず料理の画像を送ってきていたのだが、そのうち学校の話をするようになった。たしか最初は3年生になりクラス替えがあり、新しいクラスで友達が出来たという内容だった。趣味が合い、お互いボッチ歴が長い同士だったらしい。そんな友達と今日はあんなことをした、こんなことをしたという他愛ないやりとりをこっちに送ってくれるようになり、性格もどんどん明るくなっているように見えた。

そんな楽しそうにしている様子のメッセージを見ながら、もう彼にとってオレは必要ないだろうなとも思っていた。たぶん彼もそう思っていたのだと思う。次第に連絡は少なくなり、夏休みに入る頃には完全に連絡がなくなった。少し寂しかったけど、それでいいのだと思った。


話は変わるが、理想の映画がある。あらすじしか知らない「P.S. アイラヴユー」という映画だ。


本編を観ていないので半分は想像だが「最愛の夫を病気で亡くし悲しみに打ちひしがれた妻宛てに生前夫が書き溜めた手紙が届く。そしてその手紙を読み、手紙に沿って行動していくうちに少しずつ悲しみが癒えていく」、おそらくそんなストーリーだと思う。

なぜあらすじしか知らない映画について述べたのかというと、この映画によく似たことを20代の頃に友人と飲みながら議論していたからだ。「もし何らかの事情で愛する人を残して死ぬことになったらどうするか」というテーマを元に話を始め、行き着いた答えが1年分、365通の手紙を書くという内容だった。それはこの映画(観てはいないが)のように素晴らしい内容の手紙を書くことではなく、もっと平凡な内容ではあったが。

もし自分が死ぬとしたら、愛する人へ死後に手紙が届くように手配しておいたなら、きっと愛する人も最初は引き込まれるように手紙を読んでくれると思う。でも、どんなに愛していたとしても1年間365通分も語るべきことなんてたぶんない。そのうち話は重複するだろうし、残された人を想っての発言も、親の小言みたいなしつこさを伴ってくるはずだ。愛する人のテンションも微妙な感じに落ち着き、100通を超えるころには開封しないまま放置されるかもしれない。でも、そうなった時、愛する人の思考はもう前を向いているんだろうし、敢えてそういう少し野暮な手紙を書くことが「本当の愛」なのではないだろうか、という結論に至ったのだ。


話を戻そう。別に愛し合っていたわけでも今生の別れをしたわけでもないが、オレと高校生の間柄もそんな風になっていったのだと思う。彼が前を向き進み始め、こっちを見る必要がなくなった。ただそれだけだ。

だから、そんな彼から約9ヶ月振りに連絡が来た時は驚いた。ゴールデンウィークに大阪へ行くから会いたいという連絡だった。二つ返事でOKし、当初の約束通り焼肉をご馳走することになった。

SNSを活用するようになってから、面識のない人と会う機会が格段に増えた。会う時は男女問わず緊張するし同時に楽しみでもある。そんな中でも彼と会うのは極めて複雑な心境だった。たとえばTwitterでフォローしている人であれば人格が見えてくる。

でも、彼については過去にいじめに遭っていたことと、お母さんのご飯がおいしそうという情報以外は余りわかっていない。そんな状況で会うのは正直億劫な面も多かった。でも、待ち合わせ場所で合流し、笑顔で挨拶してきた彼を見た瞬間、億劫さは嘘みたいに消えた。

焼肉を食べながら彼からいろんな話を聞いた。クラス替えをきっかけに仲良くなったぼっち友達が成績優秀なので勉強を教えてもらい、当初C判定だった東京の有名大学に現役合格したこと。経営に興味があり、学生のうちに起業してみたいとのこと。所属しているサークルで好きな子ができたこと。バイトを始めたこと。

大学デビューしたのか、少し髪を染め明るく話す彼を見てとても安心した。

会って話したのはたったの数時間だったけど、昔から知っている遠い親戚のような感覚があった。面と向かって会ったことがなくとも、ほとんど写真でしかやりとりをしたことがなくてもすぐに通じ合える関係があるんだなと感動を覚えた。アナログ思考のオレには今まであまりなかった体験だ。

同時に、初めてLINE@を開設して良かったなとも思った。もちろん他にもいい出会いは沢山あったけど、今回は別次元の体験だった。

別れ際に彼から「今日はありがとうございました!またLINEしますね!」と言われたので「もうしてくんなよ(笑)」と苦笑しながら伝え、握手して別れた。

その日の深夜、彼からメッセージがきた。ポップアップを見ながらおいおい早速LINEしてきたのかよと思いながらアプリを起動した。そこにはビックリするほどの長文で感謝の言葉が綴られたあとに「本当に悩みましたがこのメッセージを送ったあと、ブロックしようと思います。このご恩は一生忘れません!」といった内容が記されていた。

受け取った直後にオレが返した「それならオレにも一言何か言わせろよ!」というメッセージは2ヶ月以上経っても既読になることはなかった。

少し寂しいけど、これでいいのだと思う。彼からの連絡はもう無い方がいい。

そして先日、オレも既読になることはない彼のアカウントを削除しようとアプリを起動したのだが、気がついたら数時間かけて長文のメッセージを作り送信していた。それは決して既読になることのない無駄なメッセージだけど、僕も最後に感謝の気持ちを綴りたかったのだと思う。


〜次回予告

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白米と白米に合うおかずを求め日々太り込みをしています。各種お問い合わせは info[デブ]deboo.info へお気軽にどうぞ。([デブ]を@に変えてください)

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